こんにちは!
現代生活をマインドフルに生きるためのトータルセルフケアメディア「INTROSPECT(イントロスペクト)」です。
先日、付録のポーチに惹かれて、久しぶりに雑誌を買いました。
モデルのローラさんが表紙を飾る「otona MUSE(オトナミューズ)」4月号です。
ただ、雑誌一冊が1,790円(税込)ということに少し驚きましたが、麗しいローラさんの表紙が決め手となり購入。
実際に読んでみるとローラさんのインタビューが素晴らしく、心に響く言葉が多かったので、今回はその一部を皆さんとシェアします。
「今」に集中して生きるローラさん
LAに移住して9年目というローラさん。
テレビで見かけなくなってからもうそんなに時間が経っていたのかと、改めて時の流れの速さに驚かされました。
しかし、9年という歳月を経てなお、より美しく、強く、しなやかな印象を受けます。
インタビューを読み進めるうちに、私の心の琴線にそっと触れたフレーズがありました。
それは「足るを知る」という言葉です。
余計なことを考えず「今」に集中すると、自然と今を生きる大切さがわかってくるの。『足るを知る』って考え方があるけど、まさにそれ。
otona MUSE 2025年4月号
「足るを知る」
誰もが一度は耳にしたことがある言葉ですが、
「今の現状に満足しなさいっていう戒めの意味だったかな?」と、私の中で意味が曖昧になっていたので、改めて調べてみました。
「足るを知る」の意味
「足るを知る」とは、一言でまとめると「現状に満足し、感謝すること」を指します。
その由来は、老子の『足るを知る者は富み、強めて行なう者は志有り』という言葉にあり、「今を満足できる人は富み、そうでない人は貧する。苦労や環境を受け止め、感謝すれば自ずと富はやってくる」というのが本質だそうです。
現状を受け入れ、感謝の念を持ちながら前向きに生きる、そんな思いを含んだ言葉だと感じます。
ローラさんは、茶道を通じて「足るを知る」を体感し、そこから得たポジティブなエネルギーをアパレルブランドやヘアオイルプロダクツ、さらには農業など多岐にわたる活動へと活かしているようです。
等身大の自分に目を向け、自分の良さに気づく
ローラさんはインタビューで、自分と向き合うためにさまざまなセルフケアに取り組み、自分の中心が整う感覚を得たと語っています。
自分と向き合うために何をしたらいいかを考えて(中略)今まで以上にセルフケアを集中してやるようにしてみたんだ。そしたらね、少しずつだけれど、自分の心の芯が整ってきているのを実感できるようになったの。
otona MUSE 2025年4月号
自分そのもので生きるって、本当にむずかしい。
ちょっとズレたときには、ローラさんのように軌道修正のためのセルフケアを行い、その都度「今」の自分を取り戻すことが大切。
しかし実際には、間違った方法や修正そのものを忘れてしまいがちです。
だからこそ、日々のケアを怠らず、自分が心地よいと感じる方法を見つける必要があるのだと思います。
「あるもの」に目を向け、感謝する
ローラさんにとってモデルという仕事は、自身のライフワークの大きな部分を占めています。
私はモデルとしてお仕事ができていることをすごく有り難く感じていて(中略)ギフトとしてもらったこの顔やからだで、デザイナーさんが作ったお洋服を表現したり思っている言葉を発信したりできることはとても楽しい。
otona MUSE 2025年4月号
自分の仕事に心から楽しさと感謝を抱ける人は、そう多くはないのではないでしょうか?
人それぞれ、生まれ持った「ギフト」があるはずなのに、その活かし方がわからないために自己啓発書が売れるのかもしれない……と、少し考えてしまいました。
では、ローラさん流に「ギフト」を活かすにはどうしたらいいのか。
やはり「ワクワクする気持ちに素直に従い、その瞬間を楽しむ」こと。
そして「自分がすでに持っているものに感謝する」こと。
それが、足るを知る自分づくりに欠かせない要素ではないでしょうか。
まとめ
ローラさんの言葉から学べるのは、自分の「今」に集中し、「足るを知る」ことで生まれる豊かさや安心感。
そして、自分という存在そのものに目を向けてセルフケアを実践しつつ、与えられた「ギフト」を楽しみながら生きる大切さです。
ブレてしまうときも、自分らしく軌道修正できる術をシンプルかつ心地よい形で続けるのが、私たちの心を穏やかにしてくれるのだと感じました。
ローラさん流の前向きな姿勢、そして等身大で生きる凛とした美しさに勇気をもらえた一冊でした。
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