知らぬ間に身体を蝕(むしば)む「スマホ依存」の怖さ|1日〇時間以上は危険信号!

こんにちは!

現代生活をマインドフルに生きるためのトータルセルフケアメディア「INTROSPECT(イントロスペクト)」です。

当サイトをほとんどの方が今、スマホでご覧頂いていることでしょう。

自分の時間をいちばん奪っている身近なモノ…そう、それはいわずもがなその手のひらの中にあるスマホです。

メールやSNS、動画視聴など、つい「ちょっとだけ」と思って開いたスマホが、気がつけば何時間も経っていた…。

そんな経験は誰にでもありますよね。

目次

電車の中のシュールな「スマホ風景」

通勤電車に乗ると、乗客のほとんどが首を下げてスマホの画面に集中しています

朝のラッシュ時、ふと顔を上げて周囲を見渡すと、皆が同じ角度で首を傾けて画面を見つめている姿に気づきます。

その光景は、少しシュールなものですが、自分もその中のひとりでだと気付いてハッとしました。

同時に、多くの人が同じ行動をしていることに、妙な安心感を覚える自分もいます。

私たちは、人と同じであることで安心する生き物なのですね。

「今日も皆と同じように頑張っている」と思いながら、会社へと向かうのです。

しかし、みんながやっているからといって、同じようにスマホをダラダラと見続けていていいわけはありません!

スマホが心身に与える影響とは?

そこで今回は、意外と知られていないスマホやデジタルデバイスの過剰使用が心身に与える影響、そしてスマホに依存せずに生きていく方法について探ってみたいと思います。

スマホ依存への警鐘を鳴らしたスティーブ・ジョブズ

Appleの創業者であり、テクノロジーの最先端を走っていたスティーブ・ジョブズ。

そんな彼が、自身の子どもたちにiPhoneやiPadなどのデジタルデバイスの使用を制限していた1というのは有名な話です。

夕食時にはデバイスを一切持ち込まず、本や歴史、日常の出来事について家族で会話を楽しんでいたそうです。

このエピソードから、彼がいかに家族との時間やリアルなコミュニケーションを大切にしていたかが伺えます。

一方で、この話が広まるにつれ、「スマホは中毒性があり危険だ!」という極論的な意見も多く見受けられるようになりました。

しかし、私が感じる本質的なメッセージは、家族や友人、知人が集まる食事の場ではスマホを一旦置き、心豊かな時間を過ごしましょうというものです。

ジョブズは自らが開発したデジタル機器が持つ側面もわかっていたわけですね。

スマホ依存の実態をチェック!

スマホに中毒性があることは、多くの人が薄々感じていることでしょう。

では、私たちは一体どれほどの時間をスマホに費やしているのでしょうか?

その実態を調べてみました!

ご自身の使用時間を知りたい方は、スマホのスクリーンタイム機能で確認してみてくださいね。

社会人の7割以上が「スマホ依存」を自覚している

「2024年 スマホ依存の実態調査」2によると、70%以上の人が自らをスマホ依存だと自覚しているという結果が出ています。

スマホ依存を自覚している人の特徴は以下の通りです。

  • 平均使用時間は一日あたり約4時間25分
  • 主な使用目的はSNS利用や動画視聴
  • そのうちの7割が日常生活に支障を感じている
  • そのうち7割がスマホの使い過ぎをやめたいと感じている

あなたは大丈夫?スマホ依存度チェックリスト

では、どれだけ自身がスマホに依存しているか、下記のチェックリスト3を使ってチェックしてみましょう。

  • スマホを見ているうちに無意識に時間が経っている
  • 人と話すことよりもテキスト、SNS、メールをすることの方が多い
  • 特に用がなくてもスマホをチェックしていることがある
  • お風呂に入るときにスマホを風呂場に持ち込む
  • スマホ画面を見ながら人と会話することがある
  • 運転など集中力が必要な作業の間もスマホを触ることがある
  • スマホなしでは1日過ごせないと思う
  • 少し時間が空くとスマホを開いている
  • 購入時よりスマホの使用時間が増えている

0~2項目:依存していない
3~5項目:やや依存している
6~8項目:依存している
9項目以上:かなり依存している

ちなみに筆者は8項目当てはまり、かなり依存している状態です…

スマホ依存が心身に与える影響

スマホ依存が進むと、身体やメンタルにどのような影響があるのでしょうか?

睡眠不足視力の低下は容易に想像できますが、その他にもさまざまなリスクが存在するはずなので、いくつか調べてみました。

太りやすくなる

シモン・ボリバル大学の研究4によれば、1日に5時間以上スマートフォンを使用する人々は、肥満リスクが43%増加すると報告されています。

これは、スマホを片手にお菓子やファーストフードなどをながら食いしやすくなることが原因と言われています。

社会的孤立感が増す5

SNSでのつながりは増えても、実際の人間関係がおろそかになることがあります。

その結果、孤独感や疎外感を感じるケースが増え、メンタルヘルスにも悪影響を及ぼします。

注意力や記憶力の低下

次々と流れてくる情報に脳が常に対応しなければならず、疲弊してしまいます。

その結果、集中力や記憶力の低下し、仕事や勉強に影響が出てしまいかねません。

ストレスと不安の増加6

SNSで他人のキラキラした生活を目にすることで、自分と比較し、自己評価が下がることがあります。

また、ネガティブなニュースや情報に頻繁に触れることで、不安やストレスが増加します。

これらはメンタルヘルスに深刻な影響を及ぼす可能性があり、しっかりと対策をしなければいけません。

筆者のスクリーンタイムを大公開!

今この記事執筆が木曜日。

今週半ばまでの私のスクリーンタイムはなんと、一日平均5時間2分でした!

肥満リスクありの時間なんで、焦ったのと同時に、身に覚え(ながら食い…)もあったりで大反省中です、ハイ。

まとめ:スマホとの上手な付き合い方を探そう!

とはいえ、現代はまさにスマホ社会。

移動や決済、情報収集など、生活のあらゆる場面でスマホは欠かせない存在です。

完全に手放すことなんてできるはずがありません。

だからこそ、スマホに振り回されるのではなく、上手に付き合っていく方法を見つけることが大切です!

次回の記事では、スマホ依存から抜け出し、自分を取り戻す具体的な方法をご紹介します。

注釈:参考記事

  1. スティーブ・ジョブズは自分の子どもにiPadを禁止したのか? ↩︎
  2. Job総研による『2024年 スマホ依存の実態調査』より ↩︎
  3. Job総研による『2022年スマホ依存の実態調査』より ↩︎
  4. スマートフォンの長時間使用が健康に与える影響と意識的な対策 ↩︎
  5. Smartphones, Social Media, and Their Impact on Mental Health ↩︎
  6. Smartphones, Social Media, and Their Impact on Mental Health ↩︎
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この記事を書いた人

emiのアバター emi Creater

AIとアナログの間をゆらゆら生きる会社員兼Webデザイナー。このサイトでは心理学や科学の知識と自身の経験を元に、自分らしくいきるためのヒントを発信しています。趣味は読書、推し活、インテリアやヴィンテージショップ巡り。

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